シナー、ファンが選ぶ最も好きな選手に選出。フェデラー、ナダルらに続いて受賞

シーズン4勝、自己最高ランキング更新のシナーがATPアワードを受賞

12月12日、ATPは毎年行われるATPアワードの一つである「ファンズ・フェイバリット賞」(ファンが選ぶ最も好きな選手)を発表し、世界ランク4位のヤニック・シナー(イタリア)が選ばれたことを発表した。

2000年に始まった同賞は、ファンのオンライン投票により選出。初年度にはグスタボ・クエルテン(ブラジル)、2001年と2002年にはマラト・サフィンが選ばれ、2003年以降はロジャー・フェデラー(スイス)が19年連続で受賞していた。フェデラーが引退した昨年度は、ラファエル・ナダル(スペイン)が初受賞を果たした。

今回、初受賞となった22歳のシナーは、今季64勝15敗の成績を残しており、8月のATPマスターズ1000トロントなどツアー4勝を飾り、ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)にも出場。イタリア人選手として初めて決勝に進み、自己最高ランキングの4位となった。また、男子国別対抗戦「デビスカップ」では、イタリアの47年ぶりの優勝に大きく貢献している。

なお、ダブルス・チームにはATPマスターズ1000マドリードを制しているアンドレイ・ルブレフとカレン・カチャノフのペアが選出された。

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