「アカモク」健康性を啓発 次の柱は乾麺向けなど加工用原料 リプライオリティ

九州・玄界灘産の天然・無添加「アカモク」の販売に力を入れているリプライオリティ(東京本社・東京都千代田区大手町)は11月28日から3日間、東京ビッグサイト南展示棟で開かれたウェルネスライフ総合展「Wellness Tokyo 2023」に出展し、健康機能をアピールした。

ネバネバ食感の海藻類として知られているアカモクは、免疫向上が期待されるフコイダンをめかぶの3~5倍の量を含み、フコキサンチンによるがん細胞の増殖抑制や抗肥満、抗糖尿病効果も研究されている、まさにスーパーフードたる理由だ。中でも「千寿藻」の商品名で販売している同社の玄界灘産アカモクは、生殖器床によるネバネバが多く、ここに栄養成分が詰まっているとされている。最近ではテレビの公共放送や新聞、雑誌など多くのマスコミにも紹介され、需要が急増している。

同社のメーンチャネルは自社通販(BtoC)で、BSやCSなどテレビコマーシャルでも放映しているため、ここでは安定した売れ行きを保っている。カタログ通販などでは個食用として40g×5袋入りの小分けパウチ商品が人気で、充填ラインを増強しながら需要に応えている。

「今後は加工原料用を次の柱に位置付けていく」と石松康貴ダイレクトマーケティング部営業マネージャー。乾麺や中華麺などに加えることで商品の健康価値を高め、粉末やFD化によるサプリメントや化粧品原料としても期待している。

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