永瀬廉 抱き続ける“5人で音楽活動”の願い…新社長も「再集結させる」と宣言

12月8日、旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.社)が、タレントのマネジメント業務を行う新会社名を発表。14万件超の公募の中から「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」に決定した。

「新会社の代表取締役CEOには以前から就任が報じられていた福田淳氏が、取締役COOには井ノ原快彦氏が就くことも発表されました。’24年4月までに新体制での本格稼働を目指しているそうです」(スポーツ紙記者)

旧ジャニーズ事務所にとって節目のタイミングとなったこの日、

《自分達の作品や活動が聴いてくださる方、見てくださる方にこれからも楽しんで頂ける様にさらに頑張っていきます!》

と、X(旧ツイッター)に投稿したのはKing&Princeの2人。今年4月にリリースしたベストアルバム『Mr.5』がビルボードジャパンの年間総合アルバム・チャートで首位を獲得したことを受けてのコメントだった。

’23年、キンプリには激震が走った。5月22日、海外進出を目指すことを理由に、平野紫耀(26)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)が脱退、その後事務所を退所したのだ。3人は滝沢秀明氏が設立した「TOBE」に合流、新グループ「Number―i」を結成している。永瀬廉(24)と髙橋海人(24)は2人体制での再出発を余儀なくされ、ジャニー喜多川氏による性加害が社会問題化するという逆風を受けながらも、キンプリを存続させるために奮闘してきた。

永瀬はキンプリでの仕事に加え、役者としても躍進を遂げた。

「公開中の主演映画『法廷遊戯』では弁護士役でシリアスなシーンを演じ切るなど、俳優としての評価を高めています」(前出・テレビ局関係者)

多方面で活躍している永瀬だが、彼は一つの“願い”を胸に秘めていると、ある芸能関係者はいう。

「永瀬さんは『やっぱり音楽がやりたい。それも5人で』との思いが今も強いと聞いています。そして、現在の活動に力を入れ、キンプリを存続させていくことが、5人の絆を途絶えさせない何よりの手段であると考えているようです。 事務所こそ別々になったものの、お互い連絡を取るなど、5人の交流は今も続いているんです」

再び5人での共演を見られるのなら、ファンにとって願ってもない話だが、実現する可能性は十分あると前出の芸能関係者が続ける。

「キンプリは、STARTOの福田CEOが最も関心を寄せる所属アーティストの一組です。社長就任が報じられる直前の10月下旬、都内で開かれた業界関係者の誕生日パーティで福田氏がスピーチをしたのですが、その中で『自分のミッションの1つは、キンプリを5人で“リユニオン(再集結)”させることです!』と高らかに宣言したのです」

STARTOの公式サイトでは、タレントマネジメントの基本方針が次のようにつづられている。

《タレント自らがその活動の方向性に応じて自分自身で活躍のスタイルや場を求めていくことになり、当社はプロデュース機能やマネジメント機能を各タレントに提供し、タレント活動をサポートしていきます》

希望者にはエージェント契約を導入するなど、タレントの自主性が尊重されるという。従来の常識にとらわれない活動の形がとられることも十分に考えられるのだ。

「昨年10月には、かつてジャニーズに所属していた男闘呼組が再結成を果たしています。5人が望むのであれば、同じようにテレビの歌番組などに登場することもできるのです」(前出・芸能関係者)

12月10日、キンプリは8月にスタートしたツアー「King&Prince LIVE TOUR 2023 〜ピース〜」のファイナルを迎えた。12月31日には生配信を予定。怒濤の’23年を駆け抜けることになる。永瀬は最近のインタビューで次のように語っている。

《目の前の人たちを喜ばせたいと常に感じています。何度ライブを重ねても、喜んでくれている顔が見られると本当に嬉しいです》(『小説現代』’23年11月号)

再び集結した5人のライブパフォーマンスが、彼らの歴史の1ページに刻まれる日は、そう遠くないかもしれないーー。

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