職員寮エアコン、宮城県が購入へ 猛暑受け単身世帯に

 今年の記録的猛暑を受け、宮城県は2024年度、単身世帯向け職員寮の居室に県の費用負担でエアコンを設置する方針だ。県によると、現在は設置したければ職員の自腹になるため、単身赴任など短期異動を見越して取り付けないケースが多かった。東北では県費による官舎居室へのエアコン設置は初めてという。来夏は暑さを我慢する職員が減りそうだ。

 単身寮は、東日本大震災の災害派遣職員向けを除き県内に約520戸。設置率は、入居者がいる176戸では52%(8月現在)にとどまった。異動期間や、古い物件は工事費がかさむのも敬遠する一因とみられる。

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