山東省東明:民芸の創意工夫 - 省級無形文化遺産「藍印花布」

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【カ沢(中国)2023年12月13日新華社=共同通信JBN】東明の藍染めの伝統工芸は200年以上の歴史があります。山東省東明県大屯鎮Longshanji VillageにあるSun家の藍印花布の伝統の5代目継承者であるSun Chaobinさんは、13歳で父親から工芸を学び始め、現在は60代です。

青い布地に白い模様が施された工芸品は、手紡ぎ、手織り、手染めといった伝統的な民俗技術で知られ、純粋でシンプル、鮮やかで調和のとれた青と白の美しさを誇っています。農村の家庭で広く使われているこの工芸品は、複雑な手彫り模様と非常に複雑な製造工程を経て、すべて手作業で染色されています。青を背景にした透き通った白のモチーフは、青空に浮かぶ白い雲を思わせ、素朴で上品、さわやかで静かな美しさを感じさせます。この工芸品は田舎の家庭の日常生活において非常に実用的な重要性を持っています。

青い布地に白い模様が入った模様は、植物や花のモチーフ、動物の模様、時にはシンプルな幾何学模様が特徴です。これらの文様は、自然のさまざまな形状から豊かな技術を駆使して生み出され、多種多様なデザインが生み出されています。生き生きとしていて上品でシンプルな文様は、長年にわたる労働や日常生活を通して蓄積された知恵の証です。「鳳凰と牡丹」、「麒麟送子」、「祝賀文様」などの文様は、その精緻な造形、豊かな象徴性、独特の様式、縁起の良い意味合いで人々に愛されています。

ソース:News Office of the People's Government of Dongming County