大みそかの裸参り、4年ぶり開催 青森・五所川原市飯詰地区

 青森県五所川原市の飯詰稲荷神社総代会は13日までに、市の指定文化財にもなっている大みそかの伝統行事「飯詰稲荷神社裸参り」を今年、4年ぶりに行うことを決めた。コロナ禍で2020年から3年連続で中止していた。

 同神社の裸参りは、江戸時代から約350年の歴史を持つとされる。まわし姿の男衆が「サイギ、サイギ」などと声を上げながら飯詰地区を練り歩き、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する。18年に市の民俗文化財に指定されている。

 31日午後1時からの予定で、総代長の長峰武一さん(74)は「コロナ禍が一段落したことから、今年はやろう-ということになった。やっと開催できるので、ほっとしている」と語った。

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