女子アイスホッケーで全国大会を目指す仙台市の母娘

女子アイスホッケーの東北大会が16日と17日に行われます。全国大会を目指し6チームが争う大会に出場する親子がいます。

午後9時前、大きな荷物を担いだ女性たちが続々と集まってきます。

1993年し創部し、仙台市で30年続く女子のアイスホッケーチーム、ダッキーズです。メンバーは高校1年生から50代までの16人です。

16日と17日に行われる東北女子アイスホッケー大会に向けて、熱のこもった練習が行われていました。

選手として活躍する竹内香さんと幸乃さんは、親子です。

母親香さん「点数が入っちゃった時の娘の視線が冷たいというか、他の人は励ましてくれるんですけど娘だけが何で止められなかったのって感じですね」

娘幸乃さん「母親とプレーするのはすごい嫌です。なんか見ててほしい。見てて頑張ったねって言ってほしいけど」

高校1年生の幸乃さんは、お兄さんの影響で小学1年からアイスホッケーを始め、競技歴は10年です。ディフェンスとして堅実なプレーでチームを支えます。

母親の香さんは、子どもたちの練習や試合を見ているうちに自分もやってみたいと40歳でアイスホッケーを始め、現在はゴールキーパーとして活躍しています。

母親香さん「送迎したり練習を見たりしている時に、私もやりたい私にやらせろと始めました」「子どもにはさんざん、何でこうしないのああしないのって言ってたんですけど、実際やってみるとスピードも速いしプレーも強いし難しいんですけど超楽しいですね」 ディフェンスとゴールキーパー、プレーや考え方でけんかになることもあるそうですが、同じ氷の上に立てる貴重な時間を大切にしています。

母親香さん「一緒に試合でプレーするのはもう何年もないと思っていますので、一緒に出られる時には一緒の思い出を作って楽しみたいと思っています」

お互いを尊重しあいながら、竹内さん親子は同じチームで奮闘しています。週末の東北大会では前年のベスト4を上回る成績を目指します。

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