ツバメマンション発見!「ツバメ調査」協力激増!【長野・松本市】

身近な生き物に親しんでもらおうと松本市が実施した「市民ツバメ調査」に、前回の7倍近い目撃情報が寄せられました。意外な場所で「ツバメのマンション」を発見です。

その名も、「市民ツバメ調査大作戦」。松本市が4月から8月にかけてツバメの目撃情報を市民から集めていました。

■松本市環境・地域エネルギー課 金井悠一郎さん「身近な生き物を通して市民に生き物に親しんでもらいたい。それから環境のことを考えてもらいたいということで調査している。「ユーチューブも反響があって、再生数も結構伸びて、それを見て報告をくれた人が一定数いると思う」

ユーチューブの効果もあり、市に寄せられた目撃情報は1279件、前回から7倍近く増えました。松本市で確認されているのは、「ツバメ」と「イワツバメ」で、春から夏にかけて子育てのため東南アジアからやってきます。今回の調査で分かったのは、巣を作る場所の傾向です。

■金井悠一郎さん「今回は(建物の)南側に巣が多いという結果になった。南側は人が近くにいる環境が多いとか、車の通りに面しているとか、そういった理由で天敵(カラス・ネコ)に狙われにくい環境があったのではないか。あとは暖かいというところが好まれたのではないか」

■丸山純記者「他にも歩道橋の下などに巣が多いことが判明しました。これぞまさにツバメマンションです」

これでもかと並ぶツバメの巣。歩道橋の下がツバメのマンションになっていました。今回の調査では、子どもからの報告も増えたようです。

■松本市環境・地域エネルギー課 金井悠一郎さん「ツバメのマップを作っているので、ツバメがどんな所に巣を作っているのかということを子どもの自由研究に使ったりすることも出来ると思う。生き物を身近に感じてもらうきっかけとして博物館の展示にも利用していきたいと考えている」

来年は「市民トンボ調査」を実施する予定で、市は協力を呼び掛けています。

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