また着服…消防団の会計担当が【長野・諏訪市】

訪市消防団で再び着服が発覚です。会計担当の20代男性団員がおよそ66万円を着服していたことが分かりました。先週、別の団員による着服が判明したばかりです。

諏訪市消防団が団員による着服を明らかにするのは今月2度目のこと。

■諏訪市消防団 小池敏彦団長「第3分団に続き第8分団におきましても、団員の活動資金の私的流用がありました」

諏訪市消防団によりますと、第8分団で会計を担当していた男性団員は、去年4月から今年1月にかけて所属する班の運営資金約66万円を着服していました。1月末、経費の精算が滞っていることを不審に思った班長らが本人に確認。「借金返済に充てた」などと私的流用を認めたということです。班の運営資金は交付金や寄付金などでまかなわれていて、男性は一人で会計をしていました。

■諏訪市消防団 渋江祐貴第8分団長「会計専用の財布というかセットのようのものがあります。通帳は使っていません」

すでに全額が弁済されていて刑事告訴はしない方針です。諏訪市消防団では今月5日にも、会計担当の男性団員が164万円余りを着服していたことが明らかになっています。

着服していた男性団員は一人で会計を担当し、班の財布から現金を私的に流用していました。先週は駒ケ根市消防団で、男性分団長が分団の口座から223万円余りを引き出し着服していたことが判明。この男性も一人で会計を担当していました。
消防団の関係者の中には、「コロナ禍で行事が減り金の出し入れがなくなり、会計の帳簿を確認する機会が減っている」と話す人もいます。
諏訪市消防団は年に一回だった会計監査を数回に増やすなど、再発防止を図るとしています。

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