広島県警の「カラ出張」問題で元警察官が実名会見 「本当に適切な捜査をしたのか」批判

いわゆる「カラ出張」の疑いで、広島県警の警部ら3人が書類送検された問題をめぐり、内部告発した広島県警の元警察官が真相解明を求めました。

広島県警の元警備課長の警部(53)ら3人は、うその出張申請を繰り返し、約7万4000円を不正受給した疑いで書類送検され懲戒処分を受けました。

告発した元警察官の粟根康智さんは、広島県警が認定した時間外勤務手当の金額や回数などが少なく誤りがあるとして捜査を批判しました。

広島県警の元警察官 粟根康智さん

「本当に適切な捜査をされたのか、自浄機能は県警にないと絶対にだめです。」

粟根さんは「カラ出張」で得た旅費など正確な金額を確認し、返納したいとしています。

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