ドーナツに金属片 購入者の喉に刺さる 「粉ふるい器」の一部 茨城・フラワーパークで販売 関連商品385個回収

金属片混入の原因となった粉ふるい器(いばらきフラワーパーク提供)

いばらきフラワーパーク(茨城県石岡市下青柳)は13日、施設内レストランで販売した「抹茶ドーナツ」に長さ約1.5センチの針金状の金属片が混入したとして、関連商品385個を自主回収すると発表した。ドーナツを購入した来園者1人が喉に痛みを感じて病院を受診したところ、喉に金属片が刺さっていた。製造過程で使った金属製粉ふるい器の一部が混入したという。

フラワーパークによると、来園者は6日、同レストランでドーナツを購入。喉に刺さった金属片は病院で摘出し、現在は経過観察中。8日に来園者から連絡があり発覚した。

ドーナツは同レストラン内で製造。原因となった粉ふるい器を使って製造したドーナツを9日までに売り場から撤去した。

製造する「たなか農園・ペトラン」(同)が、11月25日から12月8日に販売したドーナツ、スコーン、ブラウニー、ブルーベリーマフィンの自主回収を進めている。

フラワーパークの担当者は「一層の注意を払い、安心安全な商品の提供と再発防止に努める」と謝罪した。

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