【全日本2歳優駿】藤田晋氏「ダート三冠もケンタッキーも…」夢が広がる交流G1初制覇

フォーエバーヤングが無傷の3連勝。来年以降の世界が大きく広がる7馬身差の圧勝だった。直線では最後流す余裕を見せてのゴール。フォーエバーヤングからオーナーに交流G1初Vのプレゼントだ。藤田オーナーはレース後、報道陣に囲まれると「全然抜かれる感じがなかった」と笑顔で愛馬の走りを称賛。来年から始まるダート三冠競走に、サウジ、ケンタッキーダービーと、数多くある同馬の次走には注目が集まりそうだ。

藤田晋オーナー
「最後の直線が上で見てたんですけど、坂井瑠星騎手「気持ち良かった」って、僕の方が気持ちよかったです。全然抜かれる感じなかった。ちょっとまだ信じられないですけど。忘年会シーズンなので、たまたま休肝日用に入れた麻雀の日だった(笑)。そっちをお休みしてこちらに。忘年会って言ったら断れないので良かったです。正直ついさっきまでボンドガールが(阪神JFに)出れなかったのを引きずっていたので、やっとスッキリしました。(今後のついて)やっぱり矢作先生も迷ってて、パターンが…。ダート三冠も行きたいし、サウジも行きたいし、ケンタッキーも…どうしようって言ってました」

レース結果、詳細は下記のとおり。

12月13日、川崎競馬場で行われた11R・全日本2歳優駿(Jpn1・2歳オープン・ダ1600m)は、坂井瑠星騎乗の1番人気、フォーエバーヤング(牡2・栗東・矢作芳人)が快勝した。7馬身差の2着に2番人気のイーグルノワール(牡2・栗東・音無秀孝)、3着に7番人気のサントノーレ(牡2・北海道・田中淳司)が入った。勝ちタイムは1:43.5(稍重)。

3番人気で和田竜二騎乗、サトノフェニックス(牡2・栗東・西園正都)は、5着敗退。

直線は独走の大楽勝

2023全日本2歳優駿・フォーエバーヤングと坂井瑠星騎手 (C)Hiroki Homma

坂井瑠星騎乗の1番人気、フォーエバーヤングが嬉しい交流G1初制覇を飾った。レースでは前半から積極的に出していき2番手を追走。3コーナー手前から早々に先頭に立ち、横綱相撲での押し切りを図ると、直線では完全な独走態勢に。そのまま楽々後続に7馬身差の圧勝で無傷の三連勝となった。同馬はサイバーエージェント代表、藤田晋氏の所有馬。

フォーエバーヤング 3戦3勝
(牡2・栗東・矢作芳人)
父:リアルスティール
母:フォエヴァーダーリング
母父:Congrats
馬主:藤田晋
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 フォーエバーヤング 坂井瑠星
2着 イーグルノワール 松山弘平
3着 サントノーレ 服部茂史
4着 ナスティウェザー 岩田望来
5着 サトノフェニックス 和田竜二
6着 ウルトラノホシ 石川倭
7着 カタルシス 山崎誠士
8着 ゼルトザーム 浜中俊
9着 アムクラージュ 御神本訓史
10着 グラッシーズマン 和田譲治
11着 オスカーブレイン 阿部龍
12着 ヌートバー 野畑凌

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