米物価2.8%上昇に鈍化 FRB、10~12月期予想

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が13日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)出席者の米経済見通しで、2023年10~12月期の個人消費支出(PCE)物価指数の前年同期比上昇率が2.8%となり、9月に公表した前回予想の3.3%よりも速いペースで鈍化するとの見通しを示した。

 10~12月期の実質国内総生産(GDP)見込みは前年同期比2.6%増と、前回予想の2.1%増から上方修正した。物価高を抑えるためにFRBは金融引き締めを進めてきたが、景気後退を回避しながら物価高を抑える「軟着陸」が可能との見方を強めたもようだ。

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