トランプ氏訴訟、一時停止 米地裁、議会襲撃巡り

選挙イベント会場に到着したトランプ前米大統領=13日、アイオワ州(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】ワシントンの連邦地裁は13日、トランプ前大統領が起訴された2021年の議会襲撃事件で大統領の免責特権は適用されないとした地裁の判断について、トランプ氏が不服として上訴しているため、訴訟手続きを一時停止したと明らかにした。

 来年11月の大統領選に向けた共和党候補指名争いで独走するトランプ氏は、選挙戦と法廷闘争を同時並行で進めている。免責特権を理由に公判の先送りを狙うが、捜査を担当するスミス特別検察官は時間稼ぎは許されないとの立場で駆け引きが続いている。

 連邦地裁は今月1日、免責特権が適用されないと判断。来年3月4日に初公判が予定されている。

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