チャンピオンズリーグ(CL)グループF最終節、ニューカッスルvsミランが13日に行われ、1-2でミランが勝利した。
前節パリ・サンジェルマンに厳しいVARでのPK判定で引き分けに持ち込まれてしまった3位ニューカッスル(勝ち点5)は、勝利した上でPSGがドルトムントに引き分けた場合、逆転での突破となる中、イサクをベンチスタートとしウィルソン、ゴードン、アルミロンの3トップで臨んだ。
一方、ホームでドルトムントに敗れた最下位ミラン(勝ち点5)は勝利した上でPSGがドルトムントに敗れた場合のみ逆転での突破となる中、ジルー、プリシック、負傷明けのレオンが3トップを形成した。
ニューカッスルが押し込む入りとなった中、20分に決定機。ボックス右のスペースを突いたジョエリントンのラストパスをゴール前に詰めていたアルミロンがシュートに持ち込みかけたが、トモリの好ブロックに阻まれた。
その後も押し込むニューカッスルは33分に押し切る。人数のかかった分厚い攻めから、マイリーのラストパスを受けたボックス内のジョエリントンが強烈なシュートを突き刺した。
主導権を握ったニューカッスルが前半を1点をリードして迎えた後半、前がかりになるも好機を作れずにいたミランだったが、59分にワンチャンスで同点とする。CKの二次攻撃の流れからトモリのボレーはミートしなかったものの、ルーズボールを拾ったジルーのラストパスをプリシックが押し込んだ。
このままでは痛み分けとなるニューカッスルは攻撃を牽引していたゴードンに代えてイサクを投入。69分にはギマランイスのミドルシュートがGKメニャンの手を弾いてバーに直撃した。
ひやりとしたミランはヨビッチを投入すると、79分に逆転のチャンス。レオンがディフェンスライン裏を抜け出してGKと一対一に。しかし狙いすましたシュートは左ポストに直撃した。
その後、チュクウェゼとオカフォーを投入して捨て身の4トップとしたミランに84分、逆転弾が生まれる。ロングカウンターの流れから最後はボックス右のチュクウェゼがコントロールシュートを決めきった。
ピオリ采配的中で逆転勝利としたミランが3位となり、ヨーロッパリーグへ回ることになった。
死力を尽くしたニューカッスは惜しくも決勝トーナメント進出を逃し、最下位で敗退となった。