大船渡のAMIFA、破産開始決定 太陽光発電設備設置工事業

 大船渡市赤崎町の太陽光発電設備設置工事業AMIFA(アミファ、資本金500万円、篠村浩二社長)は盛岡地裁から破産開始決定を受けた。4日付。東京商工リサーチ北上支店によると、負債総額は約1億6700万円。

 2014年に設立し、太陽光発電設備の設置工事を主業務としたが、当初から3期連続で赤字決算となり、17年3月期には債務超過に陥った。

 政府による新型コロナウイルス対策の実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の調達など資金繰りをし、22年3月期にはピークとなる2億3897万円の売上高を計上したが、利益確保に苦戦。23年3月末で全従業員を解雇、事業を停止し、破産を申請した。

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