10月機械受注、0.7%増 1年連続で「足踏み」判断

 内閣府が14日発表した10月の機械受注統計(季節調整値)は、民間設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」の受注額が前月比0.7%増の8587億円となり、2カ月連続で上昇した。基調判断は「足踏みがみられる」で据え置いた。同一の表現としたのは昨年11月から1年連続だ。

 業種別に見ると、製造業は0.2%増の4092億円。2カ月ぶりに伸びた。汎用・生産用機械や金属製品で増えた。非製造業は1.2%増の4500億円だった。2カ月連続の上昇。卸売業・小売業などが寄与した。

 船舶・電力や官公庁などを含む受注総額は7.6%減の2兆6544億円だった。

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