ドジャースと山本由伸の契約交渉 「大谷翔平らが出席」と米報道

エンゼルスからFAとなってドジャースと大型契約を結び、10年契約が正式発表されてからまだ数日しか経過していない大谷翔平だが、目標のワールドシリーズ制覇を実現するために、すでに動き始めているようだ。米メディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は、日本時間12月13日にドジャー・スタジアムで行われた山本由伸の契約交渉の場に、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、ウィル・スミスという主力3選手に加え、大谷も出席していたことを伝えている。

大谷争奪戦を制したドジャースだが、今オフの最大の補強ポイントは先発投手であり、トレード市場ではタイラー・グラスノー(レイズ)、FA市場では山本の獲得を目指しているとみられる。アルダヤ記者は「ドジャースの山本へのアタックは、表面上はストレートだった。彼が球場に入ると、スコアボードには彼の名前とドジャースのユニフォームを着た彼の写真が映し出されたのだ」とリポート。大谷と山本のダブル獲得を実現させるために、猛アタックを見せたようだ。

MLB公式サイトは「大谷と山本は今年のワールド・ベースボール・クラシックでチームメイトだった。日本代表の金メダル獲得に大きく貢献した」と紹介。エンゼルス入団時には「ほかの日本人選手がいないチームを選んだ」と言われている大谷だが、その大谷が直々に契約交渉の場に出席していたという事実は、山本サイドにも大きなインパクトを与え、ドジャースだけでなく、大谷自身の「勝利への本気度」をアピールすることになったのではないだろうか。

なお、山本と契約交渉を行ったことが報じられたのは、メッツ、ヤンキース、ジャイアンツに続いてドジャースが4チーム目。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ブルージェイズ、レッドソックス、フィリーズなども争奪戦に加わっているようだ。大谷のラブコールは山本に届くのか。山本の決断が注目される。

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