地元特産「茂宮白菜」おいしいね 茨城・日立 市内小中校の給食に提供

茂宮白菜を囲んで給食を食べる児童たち=日立市十王町山部

地元食材を学校給食に取り入れている日立市は12月、市の地域ブランドに認定されている「茂宮白菜」を使ったすき焼きを提供している。同市十王町山部の市立山部小(平沢一彦校長、児童22人)では、児童たちが丸々と育った白菜を囲みながら地元の特産品を味わった。

茂宮白菜は、市南部の茂宮地区で、同じく地域ブランドの「茂宮かぼちゃ」の裏作として栽培されている。市は地元の農産物を知ってもらおうと、6日から22日まで、4日間に分けて市内全小中学校(約1万2000食分)で茂宮白菜のすき焼きを提供する。

山部小では給食前の校内放送で、茂宮白菜について「久慈川と茂宮川の間の栄養豊富な土地で育ち、肉厚でみずみずしく甘みがある」と紹介。3~4年の複式学級では、児童9人が机を輪の形に並べ、肉や豆腐と一緒に煮たハクサイを平らげた。

4年の和田桃奈さん(9)は「シャキシャキしていて甘い」と語り、完食後にハクサイ1玉を抱えてみて「重い」と驚いた様子。3年の大関蒼真君(9)は「食べると良い音がした。おいしいのでもう一回食べたい」と話した。

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