ドジャースがレイズとトレード交渉中 グラスノー&マーゴ獲得か

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が報じたところによると、ドジャースはレイズとのトレード交渉を行っているようだ。MLB公式サイトでレイズを担当するアダム・ベリー記者が関係者から得た情報によると、ドジャースはライアン・ペピオ、ジョニー・デルーカという若手2選手を放出し、タイラー・グラスノーとマニュエル・マーゴを獲得する見込みだという。レイズ側の金銭負担も含め、トレード成立に向けた最終調整が行われているとみられる。

ドジャースは10年契約で大谷翔平を獲得。この3年間、投打にわたる二刀流の大活躍を見せてきた大谷だが、右ひじの手術を受けて来季は投げられないため、ドジャースの最大の補強ポイントである「先発投手」はまだ解決されていない。ポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す山本由伸の獲得に乗り出していることが報じられているが、それと並行してトレード市場ではグラスノー獲得を目指しているようだ。

現在30歳のグラスノーは、来季が2年契約の2年目のシーズンで、来季終了後にFAとなる。メジャー8年目の今季は自己最多の120イニングを投げ、10勝7敗、防御率3.53、162奪三振を記録。非常に故障の多い選手だが、今季の成績からもわかるように、エース級のポテンシャルを秘める。来季の年俸が2500万ドルと高額なため、ペイロール削減を目指すレイズからの放出が確実視されている。

マーゴは29歳の外野手で、グラスノー同様に来季が2年契約の2年目のシーズン(2025年は球団オプション)。メジャー8年目の今季は99試合に出場して打率.264、4本塁打、38打点、9盗塁、OPS.686を記録した。主に右翼と中堅を守り、左腕に強い選手でもあるため、左打者のジェームス・アウトマンやジェイソン・ヘイワードとのプラトーン要員として重宝しそうだ。

なお、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、もしドジャースがグラスノーを獲得したとしても、山本の獲得を目指す方針に変わりはないという。グラスノーと山本のダブル獲得で先発ローテーションの大幅グレードアップを目指しているようだ。

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