選挙権を持つ前の高校生に模擬投票で関心を 選挙啓発の出前授業 4月の香川県議選の10代の投票率は16.79% 高松市

模擬選挙を通じて選挙への理解を深めてもらおうと13日、高松市の高校で、出前授業が開かれました。

この授業は、18歳からの選挙権を持つ前の生徒に関心を持ってもらおうと、香川県と高松市の選挙管理委員会が主催したものです。高松商業高校の2年生約300人が参加しました。

候補者役の先生が、よりよい学校を実現するための公約を掲げ演説します。

(候補者役の先生は―)
「屋上にテラスを作ります。みなさんに青春を謳歌していただきたい」
「私はもう徹底的に、部活動ができるような高松商業にしていきたい。昼からはもう徹底的に部活動をやっていく」

その後、生徒たちは、実際の選挙で使われている投票箱や記載台を使って、それぞれ投票を行いました。

そして、開票にも生徒が参加します。

選挙の結果、テラスを作る公約などを掲げた先生が、2倍以上の票を獲得し当選しました。

(参加した生徒は―)
「思っていたよりスムーズに投票することができて、自分が実際に行く時でも、ああいう感じで安心して投票ができるのかなと思った」
「将来、投票できるようになったら、投票しに行ってみようと思いました。(選挙結果が)大差で離れていたことに少し驚きました」

2023年4月に行われた香川県議会議員選挙での10代の投票率は16.79%でした。

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