スプリング・トレーニング（オープン戦）の楽しみの１つは、贔屓球団の未来を担うプロスペクト（若手有望株）のプレーを見られることだが、プロスペクトが集まる試合が開催されることが決まった。日本時間12月14日、MLB機構は来年３月に「スプリング・ブレイクアウト」を初開催することを発表。これはスプリング・トレーニング期間中の新たな試みであり、全30球団が20～25人の有望株を集めたロースターを編成し、他球団との７イニング制のエキシビションゲームを行う予定となっている。
「スプリング・ブレイクアウト」は日本時間３月15日から18日にかけての４日間で行われる。全16試合が予定されており、レッズとカージナルスのみ２試合、残りの28球団は１試合。全16試合のうち12試合はメジャーのオープン戦とのダブルヘッダーとして組まれており、ファンは贔屓球団の「現在」と「未来」を１日で目撃できることになる。
MLB機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは「スプリング・ブレイクアウトは、メジャー昇格への道を歩み続ける未来のスター選手たちを紹介する新たな機会を提供します。ファンは最高のプロスペクトたちと会い、サインをもらい、次代のメジャーリーガーたちのプレーを見ることができます」とコメント。「メジャーリーグ、マイナーリーグ、そしてすべての球団が今まで以上に密接に協力し合い、未来のオールスター選手たちに明るい光を当てようとしていることを嬉しく思っています」と実現に向けて尽力した関係各位への感謝を述べた。
なお、「スプリング・ブレイクアウト」の各球団のロースターは、開催が近づいてきたタイミングで正式に発表される予定。マイナーでのプレー経験や在籍している階級に関係なく、プレーする資格が与えられており、メジャー昇格間近のトップ・プロスペクトから数年後のメジャーデビューが期待される年少のプロスペクトまで、様々な選手たちがプレーすることになりそうだ。
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