「前原新党」年内に結成へ 国民民主党除名の前原誠司氏、連合に「今まで通りお付き合いを」

前原誠司氏

 国民民主党から除名処分を受けた前原誠司氏(衆院京都2区)は14日午前、年内に新党を結成し、来年2月投開票の京都市長選で元市議の村山祥栄氏(45)を推薦する考えを明らかにした。京都市内で報道陣の取材に応じた。

 前原氏は、自身が村山氏の選対顧問であることを強調。「年内に新党を立ち上げて5人で話合って推薦を決め、しっかりと体制を整える」と述べ、「新党は教育無償化を推薦の条件にする。マニフェストにも関与していきたい」と語った。

 前原氏が国民京都府連会長時代に決定した村山氏への「府連推薦」について、党本部は「白紙になる」と指摘していたが、変更はないとの見通しを示した。府連幹部から聞いた話として、「府連は、手続きに瑕疵はなく、今後も(推薦で)やらせていただくと党本部に伝えた」と説明。日本維新の会、地域政党京都党に新党も加わり、村山氏は4党の推薦になるとした。

 また新党と、国民の支持団体・連合との関係について、連合本部と話をしたことを明らかにし、「今まで通り、お付き合いをさせていただきたい」と語った。

 前原氏は11月末、京都、滋賀、神奈川の国会議員5人で新党「教育無償化を実現する会」を設立すると発表していた。

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