相葉雅紀主演「今日からヒットマン」がクランクアップ!「濃い4カ月でした」

テレビ朝日系連続ドラマ「今日からヒットマン」(金曜午後11:15。一部地域を除く)が、12月15日の放送で最終回。主演・相葉雅紀を筆頭に、主要キャストが無事にクランクアップを迎えた。

「今日からヒットマン」は、むとうひろし氏による同名漫画をドラマ化。相葉が食品メーカー勤務の平凡なサラリーマンの主人公・稲葉十吉を演じ、初のガンアクションに挑んだアクション・コメディーだ。第1話では、十吉がトランクスの中に隠した銃で発砲するシーンが話題となり、相棒のちなつ(山本舞香)や間の悪すぎるダメダメな後輩・山本照久(深澤辰哉)とのコミカルな演技合戦も反響を呼んだ。

妻の美沙子(本仮屋ユイカ)、息子・百太(木村優来)との家族団らんシーンを撮り終えた相葉は、拍手と共にスタッフから大きな花束を受け取ると「皆さん本当にお疲れさまでした。濃い4カ月でした。撮影の終盤は、僕も体力の限界を超えていましたが、キャスト、スタッフ含めて、皆さんの頑張りを見て『これは負けてられない』という刺激をもらっていました」と、あらためてハードだった撮影を振り返った。

本仮屋は「すてきな家で、すてきな旦那さんと息子とで、ホームドラマを撮っているつもりで2~3カ月過ごしていました」と明かし、「最後の最後で“ヒットマン”を味わいました。それで、皆さんがいかに過酷な状況で撮影を続けていたのかが分かりました。本当に素晴らしかったです。ご一緒できて、誇りに思っています。私としては、未婚で独身ですので、美沙子はチャレンジングな役でしたが、相葉さんに大いに甘えさせていただき、撮り終えることができました。ありがとうございました!」と、相葉をはじめキャスト・スタッフの支えに感謝した。

さらに、相葉が「鉄砲を撃ったり、殴られてボコボコにされたり、今まで経験のなかったことをたくさんやらせていただき、『今日からヒットマン』の一つのピースになれたことが、すごく光栄です。ありがとうございました!」とすべてをやり切った晴れやかな表情を見せる中、一足早くクランクアップしていた深澤がサプライズ登場。花束とプレゼントを渡されると「びっくりした! 忙しいのにありがとう!!」と熱いハグを交わした。撮影現場はこの日一番の盛大な拍手に包まれ、大団円を迎えた。

また、ちなつ役の山本は「4カ月間ありがとうございました。相葉さんをはじめ、本当にすてきなキャストさん、スタッフさんに恵まれて、後半はすごく大変でしたが、笑顔で乗り切ることができました。でも、私たちよりもスタッフさんの方がきついことは分かっています。全力でいい作品を作ろうと向き合ってくださり、本当に感謝しています。『今日からヒットマン』のヒロインにしてくださり、ありがとうございました!」とコメント。すると、何やら怪しげな扮装をした人物が近づいてきて、なんとここにもサプライズで深澤がプレゼントを持って現れたのだ。「通行人かと思った(笑)。うれしい、待っててくれたんだ!」と笑いながら、山本も喜びを伝えた。

その深澤は「地上波では10年ぶりのドラマ出演となりましたが、それが『今日からヒットマン』で本当によかったです。キャストの皆さん、スタッフの皆さんも優しくて、最初は緊張していたのですが、皆さんのおかげでとても楽しい現場でした。スピンオフの『今日からラブリーマン』(TELASAにて配信中)も併せて、たくさんの人に見ていただいて、感謝しています。でもやはり、キャスト、スタッフの皆さんとのすてきな出会いが一番の宝物です。またどこかでお会いする機会がありましたら、一緒に楽しくお仕事しましょう! ありがとうございました!」と、自身が主演したスピンオフドラマ「今日からラブリーマン」にも触れ、再会を誓った。

一方、深澤と同時にクランクアップとなった、十吉が働く「イージーフード」の部長・遠藤保を演じた勝村は、「今回は『イージーフード』チームということで、“ヒットマンチーム”の皆さんとはなかなかお会いする機会もなかったのですが、会社の中では、相葉さんを中心にチームワークがよくて、楽しくて本当に幸せでした。スタッフの皆さんも温かかったです。僕らが芝居をしやすい雰囲気をつくってくださりました。(スピンオフの)『今日からラブリーマン』も楽しかったです。パート2があればいいですね! ありがとうございました!」と、クランクアップを喜び、早速続編に意欲をのぞかせた。

また、この日は「メリークリスマス!」という言葉とともに、深澤と勝村に向けて「今日からラブリーマン」のタイトルがプリントされたパンツを相葉がプレゼント。深澤は「いいんですか!?」と喜びを爆発させ、和やかに撮影を終えた。

最終話。闇の組織“コンビニ”の丸メガネ(筧利夫)との出世争いに負けた挙句、伝説のヒットマン・二丁に扮(ふん)した十吉の活躍で“コンビニ”を追われたアゴ(岩永ひひお)。彼が創設したライバル組織“100均”に雇われた殺し屋・マンモス(武蔵)は、十吉の妻である美沙子と息子・百太を人質に取る。アゴは、“コンビニ”を壊滅させた後で、二丁こと十吉を抹殺する計画を立てていた。

一方のマンモスは、現在、二丁を名乗っている十吉を、今は亡き本物の二丁(滝藤賢一)だと勘違いしており、積年の恨みを早く晴らしたいと主張。家族をさらわれた十吉は頭を抱えるが、なんと“コンビニ”アルバイトのキンパツ(駒木根葵汰)が“100均”にスパイとして潜入していて…!? 次に彼らが襲う“コンビニ”の支部の情報がキンパツから寄せられるが、その支部の支部長は、本部長・将軍(小沢仁志)の実弟だった――。

© 株式会社東京ニュース通信社