青森県内インフル拡大 弘前、上十三地域にも警報 患者5週連続増

 青森県は14日、弘前保健所管内と上十三保健所管内に、新たに季節性インフルエンザ警報を発表した。青森市・東地方では警報、ほかの3地域(八戸市・三戸地方、五所川原、むつ)では注意報がいずれも継続している。全県の患者数は5週連続で増加し、感染拡大が続いている。

 直近1週間(4~10日)に、県内60カ所の定点医療機関から報告があった患者数は1850人、1定点当たり30.83人。前週(1402人、1定点当たり23.37人)から3割増加した。

 新たに警報レベルとなった弘前の1定点当たり患者数は31.15人で、前週(15.77人)の2倍近くに増えた。上十三は47.56人(前週比19.78人増)で、県内6地域のうち最も多い。青森市・東地方は40.50人(同6.92人増)となり、3地域で警報発表の基準となる1定点当たり30人を上回った。

 注意報レベルの3地域はそれぞれ、八戸市・三戸地方25.62人(同2.85人増)、五所川原19.14人(同6.00人減)、むつ10.67人(同1.33人減)だった。

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