「我が家にも 掴まり立ちの 立佞武多」青森版サラリーマン川柳の入選作表彰

入選作品が書かれた色紙を手に記念撮影に臨む入選者ら

 第一生命保険青森支社(野田淳支社長)は13日、青森県の特産品や観光名所などをユーモアを込めて詠んだ「あおもり わがまち魅力再発見川柳2023」の表彰式を青森市の同支社で行い、入選者らに賞状と記念品を贈った。

 同社が主催する「サラリーマン川柳」の地元版で、県との協働企画。東奥日報社などが後援している。今年は県内から8082句が寄せられた。

 2196句の応募があったおとなの部の入選は5賞で、YES!AOMORI賞にはデンチュウさんの「我が家にも 掴(つか)まり立ちの 立佞武多(たちねぷた)」、第一生命賞にはショーゴさんの「津軽弁 都会で話せば 帰国子女」、東奥日報社賞にはKさんの「アイドルの 名前でりんごの 品種知る」、青森テレビ賞には、ちよもさんの「テレビ見て 字幕が出てるよ 津軽弁」、エフエム青森賞には、ゆずちゃんさんの「ジュノハート みたいに輝け わのハート」が選ばれた。

 表彰式では入選作のほか市町村賞40作品、小学生から高校生までを対象としたこどもの部の「わがまち魅力大賞」3作品なども紹介。方言研究家で川柳作家の渋谷伯龍さんが入選作について講評した。

 YES!AOMORI賞を受けた青森市の中津川裕斗(筆名・デンチュウ)さん(28)は「賞に選ばれてとても光栄。秋田県出身で就職を機に青森で暮らすようになったが、これからも青森の魅力をたくさん知り、発信していきたい」と喜びを語った。

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