U2、「アトミック・シティ」のマイク・ウィル・メイド・イットによるリミックス公開

U2が米ラスベガスの新しいコンサート会場「スフィア」で行っているレジデンシー公演『U2:UV Achtung Baby Live At Sphere』の開催に合わせてリリースされた新曲「アトミック・シティ」のマイク・ウィル・メイド・イットによるリミックス・バージョンがリリースされた。2023年12月15日には7インチ・アナログ・シングルとCDシングルが発売される。

現地時間9月29日に開始したこの公演は、画期的な最新鋭のコンサート会場「スフィア」の巨大で革新的な映像・音響技術が大きな注目を集めているが、U2が立つステージにも注目だ。この正方形のステージはブライアン・イーノの“ターンテーブル”をベースにしており、U2のインスタグラムではブライアン・イーノのコメントが掲載されている。

ブライアン・イーノは、このコメントで、「“スフィア”のライブ・パフォーマンスで使用されたターンテーブルには2つの色彩面がある。一つはターンテーブルそのもの、もう一つはターンテーブルが搭載されたプラットフォーム。各面はそれぞれが色を変えつつ、新しい組み合わせを生み出す。同じ組み合わせがリピートされる間隔がどのくらいかは、はっきりわからない。というのも、ループの長さにはランダム性があり、時には逆方向に変化することもあるからだ。しかし、同じ組み合わせが頻繁に見られることはほぼないだろう。そもそもなぜ、ターンテーブルなのか? ロックンロールは、レコーディングのテクノロジーから生まれた。黒人音楽と白人音楽をミックスさせてのレコーディングだ。黒人音楽はアフリカから、ニューオリンズをはじめ、奴隷たちが送られた街を経由してやってきた。一方の白人音楽はアイルランド、スコットランド、イギリスからの移民とともにアメリカに入ってきた。そこに、中央ヨーロッパの音楽を携えたユダヤ系作曲家、さらには南米やカリブ海からの様々な鮮やかな潮流が加わった。それらすべてを45回転シングルの形にして世に送り出すことが、50年代から90年代にかけて生まれたポピュラー音楽の真髄だったわけだ。どうやらそれは今、力強い復活を遂げたようだ」と説明している。

◎リリース情報
シングル「アトミック・シティ (Mike WiLL Made-It Remix)」
配信中

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