江戸時代から続く縁結びの伝統行事 宮城・大和町の島田飴まつり

宮城県大和町で江戸時代から続く縁結びの伝統行事、島田飴まつりが行われました。

大和町の吉岡八幡神社には、縁起物の島田飴を買い求めようと配布開始の前から約400人の行列ができました。

「前日の午後3時から来ました。早く結婚できるようにと願いながら受け取りたい」

島田飴まつりは、毎年12月14日に催される縁結びの伝統行事です。

髪を高島田を結った花嫁に恋わずらいをした神主をなぐさめようと、村人たちが花嫁のまげをかたどった飴を神社に奉納したのが始まりとされています。

高島田をかたどった飴細工、島田飴を手に入れると良縁に恵まれると言い伝えられていて、1500個が用意されました。

「良いご縁に恵まれますように、皆さんと待っている間に前後の方とお話しする機会があって早速良いご縁に恵まれたと思っています」

島田飴の奉納のため地区内を練り歩く花嫁道仲行列では、多くの見物客が美しい花嫁の姿をカメラに納めていました。

「とてもきれいです。ここは普段人通りも無いので、こんなに人来るのもとても良いです」

花嫁役の宇佐美麻華「幸せなご縁が結ばれますようにという思いで皆さんに笑顔で対応したい。伝統を途切れさせないように、これからもこんな花嫁さんになりたいと思っていただけるように頑張りたい」

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