SDG昭和電機とハルク・プロ、2024年の体制を発表。名越哲平はJSB1000、國井勇輝は2カテゴリー、濵田寛太が新加入/全日本ロード

 12月14日、SDG昭和電機グループと有限会社ハルク・プロは、2024年シーズンのレース参戦体制を発表し、FIMアジアロードレース選手権(ARRC)と全日本ロードレース選手権、そして鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦することを明かした。

 ハルク・プロは全日本ロードや鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦している歴史あるプライベーターチームだ。2022年からはSDG昭和電機グループがタイトルメインスポンサーとなり、ホンダの全面的サポートを受けたトップチームとしてレースに参戦している。

 2024年はJSB1000クラス以外のチーム名を『SDG Motor Sports RT HARC-PRO.』から『SDG Team HARC-PRO.』へ変更して、SDG昭和電機グループと有限会社ハルク・プロが、これまで以上にワンチームになった事をアピールするとしている。

 ライダーラインアップは、アジアロードのAP250クラスにはSDG Team HARC-PRO Honda Ph.のチーム名でフィリピン人ライダーのジェイコブ・サブラヤを起用。ASB1000クラスには國井勇輝を起用する。

 全日本ロードでは、JSB1000クラスからは名越哲平、ST1000クラスにはアジアロードにも参戦する國井、そしてST600には濵田寛太が新加入する。濵田は、イデミツ・アジア・タレント・カップやFIMジュニアGP世界選手権、2022年のMoto3第16戦日本GPにも出場経験のあるライダーだ。

 また、鈴鹿8耐に関しては、体制が決まり次第発表するという。

■本田重樹(ハルク・プロ レース総監督)
「2024年度も全日本、アジアロードレースに参戦をし、チーム名が『SDG Team HARC-PRO. 』に変わる事を嬉しく思います。全日本ロードレースの名越には2023年を上回る成績でぜひ優勝を目指してほしいし、出来ればランキング3位以内に必ず入るのが目標。國井は2023年にできなかった優勝はもちろん、年間チャンピオンも狙ってほしい。濵田は新人だが、若い時にアジアで頑張っていた選手。ST600は初めての参戦になるが、1年目は怪我をしないように上位を目指してほしい。鈴鹿8耐については参戦することは決まっているので応援をお願いします。ARRCに関しては、AP250では2023年は石井千優選手が走っていましたが、その石井に代わってフィリピン人の18歳ライダー・ジェイコブが初参戦します。ASB1000クラスには國井が全日本とWエントリーで優勝を目指して参戦します。皆様応援よろしくお願いします」

名越哲平(SDG Honda Racing)

■名越哲平(SDG Honda Racing)
「2024年もSDG Honda Racingより継続参戦できる事を嬉しく思います。HARC-PRO.の一員になって10年目の節目のシーズン。そしてJSB1000クラス参戦4年目となり、勝負の年になります。まずは初優勝を目指して、チームと共にベストな仕事を全力で取り組みます」

國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)

■國井勇輝(SDG Team HARC-PRO./SDG Team HARC-PRO Honda Ph.)
「来シーズン全日本ロードレース選手権のST1000、そしてアジアロードレース選手権のASB1000という2つのシリーズに参戦できる事をとても嬉しく思っています。チーム、そしてスポンサーの皆様にはとても感謝しています。来年は身体の状態含め万全な状態で戦って行きたいと思います!」

濵田寛太(SDG Team HARC-PRO.)

■濵田寛太(SDG Team HARC-PRO.)
「2024年シーズンをSDG Team HARC-PRO.より全日本ロードレース選手権ST600クラスに参戦できる事を大変嬉しく思います。新しいチーム、コース、バイクすべてにワクワクしています。そして、この気持ちを結果に繋なげられるよう頑張りますので応援よろしくお願いします」

ジェイコブ・サブラヤ(SDG Team HARC-PRO Honda Ph.)

■ジェイコブ・サブラヤ(SDG Team HARC-PRO Honda Ph.)
「私のライディングスキルで私の国に誇りをもたらすため、そしてホンダという名前を広めるため、来年SDG Team HARC-PRO Honda Ph.とともにAP250カテゴリーで、レースができる事をとても嬉しく思い、ワクワクしています」

2024年のSDG昭和電機グループと有限会社ハルク・プロのレース参戦体制

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