歳末の事故防止へ取り締まり強化 岡山県警、白バイ隊の出発式

取り締まりに出発する白バイ隊員

 交通死亡事故の多発が懸念される歳末を迎え、岡山県警は13日、県内各署の白バイを集め、取り締まり強化に向けた出発式を機動隊庁舎(岡山市北区いずみ町)の駐車場で開いた。

 交通機動隊を含め、白バイ50台が集結した。井上卓彦交通部長が「圧倒的な機動力で交通事故抑止の活動にまい進してほしい」とあいさつ。白バイ隊は赤色灯を回して隊列を組み、市街地などへ巡回に向かった。

 県警は今月末まで県内全域で飲酒運転や横断歩行者妨害といった交通違反の取り締まりを強化。ドライバーにはヘッドライトの小まめな切り替え、歩行者には目立つ色の服装や夜光反射材の着用などを呼びかける。

 県警交通企画課によると、交通事故死者は今年に入り13日時点で45人(前年同期比23人減)。昨年1年間(74人)の月別では12月が9人で3月と並んで最も多かった。

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