日帰り青梅散策。絶景を望むテラスで優雅なアフタヌーンティーはいかが?
青梅線の日向和田駅から青梅街道沿いに歩くこと数分。川沿いに見えてくる白い洋館が今回ご紹介する『ローズタウンティーガーデン』です。
英国様式の本格的な「アフタヌーンティー」が楽しめると、知る人ぞ知る“ヌン活”スポット。青梅の自然を感じながら素敵な時間を過ごせること間違いなしです。
迷わずテラスへ。絶景のティータイム
『ローズタウンティーガーデン』はかつてウエディングチャペルだった建物をリニューアルして作られたティーハウスです。ウエディングチャペルの名残として、外から見上げると確かに屋根の先に白い十字架が立っています。
現在はチャペルとしての利用はないそうですが、もともと人が集まることを目的とした建物ですから、店内にはゆったりとした広さがあり、まるで海外にきたかのよう。それでいてどこか親しみを感じるノスタルジックさもあります。
そしてなんといっても、テラス席が最高のロケーションなのです。
奥多摩川に面した開放感のある広いテラス席からは、見下ろす渓流を取り囲むように木々が生い茂り、南にかかる赤いアーチの神代橋が映える絶好のフォトスポット。
とくに木々が色づく季節になると、鮮やかな色とりどりの紅葉が織りなすロマンチックな借景となります。
紅茶が主役!自分好みを探してたっぷり味わえる
『ローズタウンティーガーデン』では本格的な英国様式のアフタヌーンティーが楽しめます。
アフタヌーンティーのシンボルといえば、お皿が3段重ねになったタワー。『ローズタウンティーガーデン』を訪れる方のほとんどがこの「タワー」と呼ばれる「アフタヌーンティーセット」を注文するのだとか。
3段重ねの「タワー」には焼きたてのスコーンと3種類のサンドイッチ、3種類のスイーツが用意されています。これを紅茶とともに楽しむのが英国式。
ティータイムの主役となる紅茶は小瓶に入った茶葉の香りを確かめながら選びます。『ローズタウンティーガーデン』では、厳選されたお茶を常時23〜25種類ほどラインナップしているとのこと。
紅茶は「ダージリン」や「アッサム」などに限らず、「ブレンドティー」や「フレーバーティー」、さらに「緑茶」や「ハーブティー」などバリエーション豊かに用意されています。
とにかく種類が多いので、迷ったらお店の方にオススメを聞いてみるのも良いかもしれません。
紅茶は美味しいタイミングで抽出したものをポットに移して提供されるので、味が渋くなったり濃くなったりすることはありません。
ポットひとつで軽く3〜4杯分くらいありますから、時間をかけて楽しむアフタヌーンティーで、最後までお茶を美味しく飲むことができるのは非常に嬉しいポイントです。
イギリスの紅茶文化をもっと気軽に楽しんで欲しい
『ローズタウンティーガーデン』はその名前から「バラに彩られた庭園のようなもの」をイメージしていましたが、実はオーナーであるローズさんとタウンさんのお名前に由来しています。
カナダ出身であるローズさんのルーツにあたるイギリスの紅茶文化を気軽に楽しんで欲しいとの思いから、ティーハウスをスタートしたそうです。
ティータイムの主役である紅茶は、厳選された定番メニューが多いものの、月替わりで登場するお茶もあり、季節ごとに少しずつ変化をつけているとのことです。さらにお店で作るオリジナルブレンドもあり、気に入った紅茶はお土産として購入することもできます。
今回いただいた紅茶の中にも「カナディアンヘリテージ」というオリジナルブレンドの紅茶がありました。カナダの成り立ちに着想を得たという力強いブレンドにカナディアンメープルシロップを加えることで柔らかな味わいになる紅茶でした。このような文化の成り立ちも大切にし、紅茶という形で共有してもらえるのはとても興味深い体験でした。
イギリスの紅茶文化“体感”をするために足を運んでいただければ幸いです。
ローズタウンティーガーデン
〒198-0171 東京都青梅市二俣尾1-3-1
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*取材・文・撮影:スダカエ―
*この記事は2023年11月時点の情報を基に作成しています。
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ライター:多摩観光推進協議会