犯罪被害者支援へ古書を寄贈 岡山理科大生 VSCOへ500冊

加藤代表理事(右)に古書を渡す岡山理科大の学生

 岡山理科大(岡山市北区理大町)の学生が14日、大学祭で学生や教員らから集めた古書約500冊を公益社団法人・被害者サポートセンターおかやま(VSCO=ヴィスコ)に贈った。古書などを売却し、犯罪被害者の支援に充てる全国的な仕組み「ホンデリングプロジェクト」に賛同した。

 企画したのは、犯罪被害者支援に取り組む岡山県内の学生ボランティア組織の連絡会「あした彩(いろ)」に所属する同大生9人。11月に開かれた大学祭で古書の寄付を募り、来場した市民も協力した。古書は買い取り業者に送られ、売却金がプロジェクトに参画しているVSCOに入る。

 同大で古書の寄贈式典があり、経営学部1年松尾照英さん(19)が「学生や市民の協力でたくさん集まった。支援に役立ててください」と、VSCOの加藤裕司代表理事に渡した。加藤代表理事は「若い人に協力してもらえてありがたい」とお礼を述べた。

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