自民北海道連で還流慣例化 パーティー券の超過販売分

 自民党北海道議が代表を務める帯広市の党支部が2022年、党道連から交付された5万4千円の収入を政治資金収支報告書に記載していなかったことが14日、分かった。この道議によると、交付金は道連主催の政治資金パーティー券を割り当てより多く販売した分が還流されたもの。道連側は超過した分を慣例的に議員側へ支払う仕組みがあると認めた。

 道連の収支報告書によると、22年11月、清水拓也道議が代表の「帯広市第2支部」に交付金を支出。だが、支部の報告書収入欄には記載がなかった。

 清水道議は取材に「記載ミスで早急に訂正する。交付金は政治活動に使った。裏金や不正の意図は全くない」と話した。

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