市立動物園でウォンバット急死 大阪・池田、国内5匹に

大阪府池田市立五月山動物園で飼育していたウォンバットの雄「コウ」(同市提供)

 大阪府池田市は14日、市立五月山動物園で飼育していたウォンバットの雄「コウ」が13日に7歳で急死したと発表した。2017年にオーストラリアから寄贈されていた。国内での飼育数は、同園の3匹を含めて5匹となる。

 園によると、13日午後2時半ごろ、ウォンバットの様子を見られるライブカメラで、コウがけいれんしている様子に視聴者が気付いた。連絡を受けて飼育員が駆け付けたが、数分後に死んだ。16日から29日まで献花台を設ける。

 ウォンバットはコアラと同じ有袋類でオーストラリアに生息。夜行性で木に登らないため「地上のコアラ」として親しまれている。五月山動物園はウォンバットの飼育で知られる。

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