職員約6割が当直中に飲酒 熊本県高森町、常態化

 熊本県高森町は14日、全職員78人のうち約6割が当直勤務中に飲酒していたと発表した。数十年前から常態化していた。飲酒による業務への影響はなかったとしているが、草村大成町長は責任を取り、給与を来年1月から半年間10%減額する。

 町によると、町民から11月に「職員が役場内で飲酒しているのではないか」との通報があり調査していた。町幹部による聞き取りの結果、職員45人の飲酒を確認したため、全員を今後、口頭注意する。管理監督義務違反などがあったとして、総務課長は13日付で戒告処分にした。

 当直外の職員や町民を当直室に呼んで飲酒したこともあったという。「数十年前から常態化していた」としている。

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