「広島県産の小豆でお菓子を」広島市の産地で収穫

「広島県産の小豆でお菓子を」―。菓子業界の要望で栽培が始まった小豆の収穫が広島市安佐北区で行われています。

広島市安佐北区白木地区の小豆畑です。岩重隆弘 さんは、3年前からJAの依頼で小豆を作っています。ことしは1.2ヘクタールで栽培。夏の猛暑に悩まされたものの、なんとか収穫を迎えました。

岩重さんが作るのは、「大納言」という大粒な小豆です。

生産者 岩重隆弘 さん
「まあまあじゃね」

JA広島市 和田信幸 さん
「大粒だと思います。これでぜんざいを作れば、たいへんおいしいぜんざいができると思いますから」

岩重隆弘 さん
「大納言特有の風味と歯ごたえと香りを楽しんでもらえたらと思います」

広島県内で小豆の生産が始まったのは6年前、県産小豆でお菓子を作りたいという、菓子工業組合からの要望がきっかけでした。JAの呼びかけで現在、白木地区を含む3つの市・町で栽培しています。

生産量はまだ少しですが、これまでにメーカー8社が商品化しています。収穫した小豆は今月中に新小豆として販売されます。

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