ピースに密着ドキュメンタリー、コンビであり続ける理由とは

気になる二人に密着し、その二人ならではの距離を見つめるドキュメンタリー番組『ふたりのディスタンス』(NHK総合)。12月22日の放送では、綾部祐二と又吉直樹によるお笑いコンビ・ピースの約1カ月間に密着する。

12月22日放送の『ふたりのディスタンス ピース 綾部祐二×又吉直樹』(C)NHK

女優・新垣結衣がナレーションを担当し、「夫婦」や「コンビ」などあらゆる関係性の2人に焦点を当ててきた同番組。これまでの放送では、舞台『千と千尋の神隠し』でダブル主演を務めた橋本環奈と上白石萌音、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光と妻・光代さんなどに密着し、その2人ならではの距離感や絆を見つめてきた。

第5弾となる今回は、今年10月15日に6年ぶりのコンビでのトークライブが開催されたお笑いコンビ・ピースに密着取材。2017年にハリウッド進出を目指す綾部がひとり渡米し、その間はコンビでの活動は皆無だったピース。しかし、コンビを解散することはなく、芥川賞作家や俳優として活動の場を多方面に広げてきた又吉は、その間も「ピース」の名義を継続してきた。

2023年10月15日に開催され、大盛況のうちに幕を閉じたトークライブの様子(C)NHK

番組では、6年ぶりに一時帰国した綾部と又吉が舞台の上で再会し、1ステージのみのトークライブを開催した約1カ月間をカメラが追う。密着期間を通して、互いがこれまで言葉にしてこなかった相方への思いや、綾部の渡米の真実などが明かされるという。

また、番組内のインタビューでは、綾部が「ピースはもうメインではないので、2人にとって。メインではないけど、確実にベースがピースにあって。またそこに戻ってきたときに、さあどうするっていうのが楽しい」と語る場面も。

一方、又吉は「お互い自分の好きなことに対してはグッていけるから、あまり『芸人はこういう形』とか『コンビはこういう形』っていうのがない。自由」と話し、考え方や見据える先も真逆のような2人が「ピース」である理由についても語られる。この模様は、12月22日・夜10時45分から放送される。

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