空襲で焼け落ち再建された福山城 焼失前のものとみられる鉄板発見 広島・福山市

空襲で焼け落ち再建された「福山城」の焼失前の天守に張り付けられていたとみられる鉄板などが発見されました。

発見されたのは、鉄板やぐぎなど合わせて18点です。福山城は、およそ400年前に築城され、北側は砲撃から城を守るため鉄板張りとなっていました。しかし78年前の空襲で、天守が焼け落ち、その後再建されました。

福山市が12月に入り、発掘調査したところ、焼失前の天守に張り付けられていたとみられる鉄板が見つかったということです。

■福山市文化振興課 榊拓敏 次長

「くぎを打ったような穴も残っているので、そういったことを総合して考えると(天守)北側に張られていた鉄板である可能性が極めて高い」

発見された鉄板などは、来年1月から天守内の博物館で展示されます。

【2023年12月14日放送】

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