神戸の愛されレストランが「全面改装」、大人が喜ぶ仕掛けも

「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」(神戸市中央区)のテラスレストラン「サンタモニカの風」が全面改装を終え、新レストラン「オールフラッグ」として生まれ変わった。

スタイリッシュでシンプルな装飾となったブッフェレストラン「オールフラッグ」(神戸市中央区)

■ 神戸の「愛されレストラン」どう進化した?

年間30万人もの利用者が訪れ、関西のホテルレストランで売上トップ5に入ることもあったという「サンタモニカの風」。ファミリー層をはじめ、学生同士やカップルなど、幅広い年齢層が集う場所として、ホテル開業以来28年間にわたり親しまれてきたが、今回はその名前とともに雰囲気もガラリとチェンジ。カジュアルな雰囲気から豪華客船をイメージしたスタイリッシュな場へと進化を遂げた。

海に囲まれ、まるでクルーズ中のような絶景は健在

ブッフェは「LIVE」と「SELF」の5ブース構成で、そのうち3ブースはシェフが目の前で仕上げるライブキッチン。オーダーごとにタコスのトルティーヤ生地を揚げ、モンブランのクリームを絞り、ジェラートをサーブしてくれる。エンタメ性があって楽しいメニューが揃うなか、目玉は神戸のホテルで初めてロティサリーを導入したという「シュラスコ」のコーナーだ。

新設された「シュラスコ」のコーナーに注目

「じっくり火入れした、しっとり柔らかいメニューを楽しんでほしい」と料理長の岸本達哉さんが言うように、ジューシーでとろける「ビーフロティ」は必ずチェックしたい逸品だ。「以前と比べてメニューはガラッと変わり、クオリティも上がったと思います。記念日などにもぜひお越しいただき、特別感を味わってほしいです」とアピールする。

ほかにも、ワインセラーやアルコールのセルフサーバーのコーナーも誕生し、多彩なセレクションからフリーフローを楽しめるようになった(追加料金)。以前はメニューに和・洋・中すべてが揃い、ファミリー層が多い印象だった同レストランだが、リニューアル後はロースト料理と一緒にお酒を楽しめる場になるなど洋風要素が強くなり、大人にとってもより魅力的な要素がプラスされた。

■ 街全体の変化にも対応「2030年までに・・・」

総支配人の松岡正さんは「神戸は来年以降、上昇気流になると認識しています。万博の影響に加えて、ポートタワーのリニューアル、須磨海浜水族園のパワーアップ、神戸アリーナの誕生、その先には神戸空港の国際線化。2030年までに、完璧な状態に整えたいという思いで進めています」と期待を込めて話す。

絞りたてのモンブランをテラス席でいただく

「オールフラッグ」の営業時間は朝食が朝7時〜昼11時、ランチが昼11時半〜昼3時、ディナーが夕方5時〜夜9時まで(最終入店は各30分前まで)。料金は時間や年齢によって異なるので、詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/其田雪花

ブッフェレストラン「ALL FLAGS」

住所:神戸メリケンパークオリエンタルホテル3F(神戸市中央区波止場町5-6)
営業:朝食7:00~11:00(LO10:30)/ランチ11:30〜15:00 (LO14:30)/ディナー17:00~21:00 (LO20:30)

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