自民党の最大派閥、安倍派の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で、１２月１４日、衆議院千葉３区選出の松野博一官房長官ら安倍派の閣僚４人が辞任しました。事実上の更迭になります。
辞任した閣僚は、松野氏のほかに西村康稔経済産業大臣、鈴木淳司総務大臣、宮下一郎農林水産大臣です。
このほか、安倍派の副大臣５人と、６人いる政務官のうち１人も辞任しました。
松野氏の後任の官房長官には、岸田派の林芳正前外務大臣が経済産業大臣には、衆議院千葉７区選出で無派閥の斎藤健前法務大臣が就任するなど岸田内閣の新たな体制が発足しました。
また、自民党側でも、安倍派の萩生田光一政調会長らが辞表を提出し、国対委員長には、衆議院千葉１２区選出で無派閥の浜田靖一前防衛大臣が就くとみられます。
一方、松野氏の地元、千葉市緑区では、住民の女性が「政治家全般に対し、クリーンなイメージを持っていないが、松野氏は、地元の議員なので残念。心を入れ替えて再起を目指してほしい」と話していました。
