有害物質問題 原因究明委立ち上げ 吉備中央町、外部有識者が調査

吉備中央町役場

 岡山県吉備中央町は14日、円城浄水場(同町上田西)から有害な有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が確認された問題で、原因究明に当たる外部有識者の委員会を年内にも立ち上げることを明らかにした。

 町議会一般質問で古好広徳住民課長が、浄水場に流れ込む沢の最上流部で国の暫定目標値の1240倍、近くの資材置き場で保管されていた使用済み活性炭から9万倍のPFASが県の調査でそれぞれ検出されたことを説明。2カ所に関係があるかを原因究明委員会で明らかにする考えを示した。

 委員会は地盤工学や環境動態の専門家ら4人で構成。県と水質検査の結果などを情報共有しながら現地調査を行い、町に助言する。年内にも初会合を開く予定。

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