三浦翔平、髙橋ひかる、加藤浩次が語る「MANGA甲子園」の熱き思いと面白さ

プロの漫画家を目指す若者6人が共同生活を送りながら、課題に挑戦して漫画家デビューを目指すリアリティー番組「MANGA甲子園」がLeminoで独占配信中。番組のMCを務める三浦翔平髙橋ひかる、そしてスペシャルサポーターの加藤浩次が、番組の感想を語ってくれた。

── 本日の番組収録を終えた感想を教えてください。

三浦 「すごく面白かったです。生放送も楽しみですね! 一体、誰が漫画家デビューするのか。もちろん1位になれなかったとしても、きっと未来の漫画界で活躍する人も出てくるだろうなと思う方たちがたくさんいたので、非常に内容の濃い番組でした」

髙橋 「私は表現する仕事をしていますが、参加者6人全員がそれぞれ別の角度で真剣に漫画と向き合っている姿にすごく刺激をもらいました。やっぱり、頑張り方は一つじゃないんだなと。何事も真面目に取り組む姿を見て、『努力は必ずしも報われないけど、努力して頑張ることが大事』というのを実感できたと思います」

加藤 「僕はリアリティー番組見るのが好きなんですが、その中でも『MANGA甲子園』は飛び抜けて面白かったですね! 恋愛リアリティーもいいけど、なんかくだらないというか(笑)。今回は漫画家デビューという、自分の人生が懸かったリアリティー番組だったので、全然違う面白さを味わえました」

── 番組からオファーがあった時、どのように思いましたか?

三浦 「昔から漫画は好きでしたが、漫画家志望の若者たちが令和の“トキワ荘”で共同生活を送るというのは、面白い取り組みだと感じましたね」

髙橋 「私と同年代くらいの若い方たちは、多感で、人間として成長していく大事な時期だと思うんですけど、2カ月にわたって共同生活を送る経験って、部活動以外ではあまりないじゃないですか。だから、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)できる環境を作るという番組を企画するのはすてきなことですし、それに出演させていただけたのはとても光栄でした」

── 特に印象に残っている場面はありますか?

三浦 「印象的な場面はたくさんありました。僕は個人的に“るらりーな”の葛藤の中で人間的に成長していく姿が印象に残っています」

髙橋 「みんなうそじゃなくて、本当に令和の“トキワ荘”で生きているというか。逃げ出しちゃう子もいれば、人を好きになっちゃったり、ひたすらみんなと向き合って、一緒に成長していく子もいたりと、人それぞれ変化していく様子が作品に反映されていくのが、見ていてゾクゾクしました」

加藤 「人生が懸かっていると、“恋愛”は邪魔だなとあらためて思いました(笑)。ただ、人を好きになる恋愛のパワーもすごいなと。人生を決める仕事を取るか、それとも恋愛に走るのか。これらのタイミングが同時に来ることは絶対になくて、何を重点に自分が生きていくのかを決めなきゃいけないのに、共同生活だからこその恋愛感情の“芽生え”や“揺らぐ気持ち”は、ある意味で見どころかもしれません」

──「MANGA甲子園」は10代・20代の方々が漫画家を目指していますが、ご自身が同じ年代の頃の思い出深い“熱き戦い”について、エピソードがあれば教えてください。

三浦 「学生生活では部活の試合で勝ち負けを争っていましたが、10代の終わり頃に入った芸能界では、“自分との戦い”だなと思っていて。『MANGA甲子園』を見た時、あらためてそう感じました」

髙橋 「芸能のお仕事をしていると、本当に“個の戦い”だというのを身にしみて感じています。一緒にドラマや舞台などの作品を作る時も、お互いの腹の中とか自分の手札とかを見せたりすることって、ほとんどないと思うんですよ。そういう意味では、『MANGA甲子園』で描かれていた一つ屋根の下にプロの漫画家を目指す若者が集い、共に成長していきながら、一つの目標に向かっていく姿にすごく憧れます」

加藤 「昔を振り返ると、どうしようもない人間だったなあと。遅刻はするわ、言うことは聞かないわ、先輩に文句は言うわ…。もう本当にひどい有様でしたね。そう思うと、『MANGA甲子園』に出ている若者たちは、やりたいことも決まっているし、僕が若かった頃よりもすごくしっかりしていると感じました」

── 3人とも大の漫画好き・漫画をよく読むと聞いていますが、お好きな漫画やジャンルはありますか? また、最近読んだ漫画でおすすめのものがあれば教えてください。

三浦 「小学生から『少年ジャンプ』や『少年マガジン』『少年サンデー』など、漫画は幅広く読んできたんですが、つい数日前に漫画家・田村隆平さんの作品『COSMOS』が面白かったです。でも、自分の中ではずっと『スラムダンク』『名探偵コナン』『ONE PIECE』は揺るがないです」

髙橋 「1月に放送開始の『リビングの松永さん』(フジテレビ系)では、ヒロイン役として出演させてもらったんですが、そのドラマは岩下景子さんの漫画が原作になっていて。普段はバトル系やファンタジー系の漫画を読むことが多く、少女漫画は全く読まないんですが、お仕事の関係で恋愛系の漫画を読むと、久しぶりに胸がキュンキュンしちゃいましたね。普段は読まないからこそ、すごく幸せな感覚を味わうことができました」

加藤 「僕は『ゴルゴ 13』が好きで、全巻持っています。でも、あまり読み返したりはしないかなあ」

── 番組をどんな方に見てほしいですか?

三浦 「まさにこれから羽ばたいていく人たちが『MANGA甲子園』に出ていますので、自分の夢を持っている人はもちろん、特に何も夢や目標がない人でも、この作品を見ることで背中を押してもらえると思うんです。これからの未来を背負っている若い人もそうですが、世代が上の人でも一つのことに対して、ひたむきに熱くなれる気持ちを思い出せるので、ぜひ幅広い方たちに見てもらえたらうれしいですね」

髙橋 「恋愛リアリティー番組を想像される方もいると思うんですけど、どちらかといえばドキュメンタリーに近いなと私は思っています。出演者それぞれのキャラが濃くて、見ていくうちに『自分のやり方や向き合う姿勢に似ているな』と思えてくるんですよ。出演者と自分を照らし合わせた際に、これまで見たくなかった自分の弱点や、自分のよさの再発見にもつながるかもしれない。全力で人生懸けて、頑張っている若者たちの姿を見て、自分もこれからどうやって頑張っていこうかという気持ちになるので、ぜひ作品を見てほしいなと思います」

加藤 「僕は50歳以上の方たちに見てもらいたいですね。今はもうちょっととか、自分はここまでとか、自分の中で人生の限界を決めている方もいらっしゃると思うんですけど、『MANGA甲子園』を見れば、漫画好きの方もそうでない方も、もう一度自分の人生を燃え上がらせて、再挑戦できることに気付くことができると思います」

【プロフィール】

三浦翔平(みうら しょうへい)
1988年6月3日生まれ。東京都出身。代表作に2011年の映画「THE LAST MESSAGE 海猿」など。24年1月7日スタートの大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合ほか)に出演。


髙橋ひかる(たかはし ひかる)
2001年9月22日生まれ。滋賀県出身。大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK総合ほか)でドラマ初出演。24年1月期の連続ドラマ「リビングの松永さん」(フジテレビ系)に出演。


加藤浩次(かとう こうじ)
1969年4月26日生まれ。北海道出身。「がっちりマンデー」「人生最高のレストラン」(ともにTBS系)、「極楽とんぼの週末極楽旅」(BS日テレ)などに出演中。

【番組情報】

Lemino オリジナル番組「MANGA 甲子園」(全7回)
Leminoで独占配信中(木曜午後0:00に最新話配信)

令和の“トキワ荘”を舞台に、プロの漫画家を目指す10代・20代の若者6人が2カ月間にわたる共同生活を送りながら、出題される課題に挑戦するリアリティー番組。毎回、参加者が課題で描いた作品を、豪華声優陣が声を吹き込んで発表する。賞金100万円と「サンデーうぇぶり」での連載を懸けた熱き漫画バトルが展開。番組のMCを務めるのは三浦翔平と髙橋ひかる。スペシャルサポーターとして加藤浩次が出演。

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