火曜日に行われたUEFAチャンピオンズリーグでバイエルン・ミュンヘンに敗れ、グループ最下位という寂しい結果に終わったマンチェスター・ユナイテッド。
ヨーロッパリーグにも進めなかったことから残りのコンペティションはプレミアリーグとFAカップのみとなっており、そのため冬には多くの選手が整理されるのではないかと伝えられている。
今回は『Metro』から「マンチェスター・ユナイテッドがこの1月のマーケットで放出するかもしれない6名の選手」をご紹介する。
ジェイドン・サンチョ
噂される移籍先:ユヴェントス、ボルシア・ドルトムント
8月にエリック・テン・ハフ監督と衝突し、トップチームから追放されてしまったサンチョ。監督は「トレーニングでのプレーが悪かった」として彼を試合のメンバーから外したと明かしたが、サンチョはそれを自身のSNSで否定した。
それが問題視されたことからトップチームから追放され、アカデミーとともにトレーニングしなければならない状況、しかも食堂も使わせてもらえないような立場になっていたと伝えられている。
ただ加入した際の移籍金や給与がかなり高額なこともあり、ユヴェントスへの移籍かボルシア・ドルトムントへの復帰か、そのどちらかではないかと伝えられている。
ドニー・ファン・デ・ベーク
噂される移籍先:アイントラハト・フランクフルト、ジローナ
マンチェスター・ユナイテッドにやってきてからまったく良いところがないオランダ人MFドニー・ファン・デ・ベーク。アヤックス時代の恩師であるエリック・テン・ハフが就任することで状況は一変するかと思いきや、今季はまだ1試合しか出場していないという立場に。
契約は2025年まで残っているものの市場価値はかなり落ちており、すでに1000万ユーロほどになっているという。現在はローンで交渉しているアイントラハト・フランクフルトのほか、リーガで旋風を巻き起こしているジローナなどが関心を持っているとか。
アントニ・マルシャル
2015年に史上最高額の10代選手としてモナコから鳴り物入りで加入したアントニ・マルシャル。その経歴もあって「NEXTティエリ・アンリ」とも評価されたものの、まだその才能は開花していない。
マンチェスター・ユナイテッドとの契約は残り半年となっており、クラブはすでに延長のオプションを行使しないことを決断したという。このままフリーで夏に退団させることも容認しているが、冬に売れるならばそれに越したことはない。
かつてはインテルやミランが獲得を希望していたと伝えられているが、果たして今冬獲得することがあるだろうか。
ラファエル・ヴァラン
来年の夏にマンチェスター・ユナイテッドを退団する方針を固めたとされるラファエル・ヴァラン。契約は2025年夏まで結ばれていたとされていたが、実際のところは2024年+1年延長のオプションだったという。
『The Athletic』が伝えたところによれば、マンチェスター・ユナイテッドはその延長オプションを行使することに前向きではなく、ヴァランの退団を容認する意向を示しているという。
ハリー・マグワイアの復活によってポジションを失った状況にあるが、加えてテン・ハフ監督との対立もあるとされる。今のところ具体的な噂はないものの、もし退団するとなれば多くのクラブが関心を寄せるはずだ。
カゼミロ
噂される移籍先:レアル・マドリー、PSG
10月にブラジル代表での試合で足首を負傷してしまったカゼミロ。それ以来欠場が続いていたが、先日から退団の可能性が示唆されるようになっている。
『El Nacional』によれば、カゼミロはマンチェスター・ユナイテッドが提示した野心的なプロジェクトに騙されたと感じており、1年半でチームを去ることを希望しているとか。
本人はレアル・マドリーへの復帰を求めているとのことだが、他にも中盤が手薄なパリ・サンジェルマンの名前が上がっているという。
セルヒオ・レギロン
噂される移籍先:トッテナム
彼の場合はトッテナム・ホットスパーからローン加入であるが、その契約がこの冬に解除される可能性があると伝えられている。
負傷者の状況を考えてマンチェスター・ユナイテッドは彼を引き入れることを決断したが、状況の変化を見越して1月に契約を解除できる条項を入れていた。そのためトッテナムとの交渉次第で返却することが可能である。
ただ、その一方でまだルーク・ショウとタイレル・マラシアが怪我に悩まされていることもあり、マンチェスター・ユナイテッドがどのような決断をするのかはわからないとされている。