中国、ミャンマー停戦仲介 東南アジアで存在感

 【北京、バンコク共同】中国外務省は14日、ミャンマー軍事政権と武装蜂起した少数民族武装勢力がこのほど、中国の仲介により同国内で和平交渉を行い、一時停戦や対話の継続などで合意したと明らかにした。

 東南アジア最大の懸案であるミャンマー情勢を巡り、中国が存在感を発揮した。ただ停戦の継続性や、民主派と軍政との武力衝突への影響は不透明だ。

 軍政は11日、中国の仲介で「ミャンマー民族民主同盟軍」など三つの武装勢力の代表者と会談したと発表。武装勢力側は12日に「全ての目標を達成するまで戦い続ける」との声明を出し、停戦に否定的な見解を示していた。

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