ベトナムで人気の日本人経営のピザレストラン「Pizza 4P’s(ピザフォーピース)」が、インド南部ベンガルール(バンガロール)で1号店を近く開店する。開店日は15日または16日が有力。ベトナム、カンボジア、日本に続き4カ国目の出店となる。同チェーンを経営する益子陽介代表取締役への取材で分かった。
益子代表によると、インド出店は約5年前から検討。ナンをはじめ小麦粉を食べる文化が根付き、ピザレストランの成長余地が大きいと判断した。また、外国人が多く住むなど多様性があり、野菜やチーズ原料のミルクが入手しやすいことから、ベンガルールを1号店の出店場所に決定。自社チェーンのブランドイメージをしっかり伝えるため、ショッピングモールやオフィスビル内ではなく、あえて路面店として店を構える。
店内で作る自家製チーズがアピールポイントだ。ピザで使う原材料はほぼ全てインドで調達する。ワインもインド産でそろえた。他のピザ店と差別化を図るため、日本酒やお好み焼きピザも提供する。
益子代表はNNAの取材に対し、「まずはベンガルールの店鋪運営に注力する。いずれ、ムンバイやデリーに出店したい」と話した。
ピザフォーピースは2011年5月、ベトナムで世界1号店を開店。同国では現在、30店以上を運営している。そのほか、カンボジアが2店、日本が1店。日本は今年11月、東京都港区の麻布台ヒルズにオープンしたばかり。