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丸紅は13日、韓国のサムスン物産やオマーン、アラブ首長国連邦(UAE)の企業とコンソーシアムを組んで、国営オマーン・エネルギー開発公社の子会社でオマーン国内のグリーン水素事業開発を管轄するハイドロゲン・オマーン(Hydrom)と、グリーンアンモニア事業開発契約および土地使用権契約を締結したと発表した。今後47年間にわたり、Hydromから事業開発権・土地使用権が付与される。
コンソーシアムに参画するのは、丸紅とサムスン物産・建設部門のほか、オマーンの国営石油会社傘下のQQオルタナティブ・エナジーとUAEの複合企業体Dutco Overseas。同コンソーシアムは本格的な事業化調査を行った後、事業開発やグリーンアンモニアのサプライチェーン(供給網)構築を目指す。
今回の契約を機に、コンソーシアムはグリーンアンモニアの製造設備の建設・保有・保守・運転を行い、国内外の需要家への長期販売を目指す。サムスン物産によると、オマーン南部のサラーラ自由貿易地帯で年間100万トン規模のグリーンアンモニアを生産する。プラントは2027年に着工して30年の生産開始を目指す。