【神奈川記念】1番人気ユティタムは3着敗退…レース後ジョッキーコメント

12月14日、川崎競馬場で行われた神奈川記念(中央・地方交流記念競走)は、H.ドイル騎乗のヴィブラフォンが早め先頭から押し切る競馬で快勝。今年限りの交流レースを来日中の女性ジョッキー、H.ドイルが勝利した。

神奈川記念、レース後ジョッキーコメント
1着 ヴィブラフォン
H.ドイル騎手
「初めて地方で乗らせてもらって、このような光栄な場所で乗らせてもらえること感謝いたします。前走、福島でも乗せてもらって、すごく素直な馬だったので、スピードもあってすごくいい馬だなと思っていたので、今日も上手くいけばチャンスはあるのかなと思っていました。スタートもしっかり出てくれてゲートも良かったので、スピードに乗ってそのままレースを運べました。いつもたくさんの声援ほんとに嬉しく思っています。あと2週間ちょっとぐらいしかないんですけれども、まだまだ勝ちたいと思ってますので、応援よろしくお願いいたします」

高木登調教師
「貴重なレースを勝てて非常に良かったと思います。スタートを気をつけてなるべく砂を被せないようにっていう感じだったので、ちょうど良いポジションにつけれて良かったなっていう感じで見ました。(今後の予定は)オーナーサイドと相談しようかなと思っています。この辺りの距離かなと思っています。まだまだ、ダートで活躍出来そうなので、これからも頑張りますので応援よろしくお願いします」

2着 キャリックアリード
御神本訓史騎手
「遅かったからちょっと動けなかったし、4コーナー回って外に出す感じになったけど、それでこれだけ攻めてくるんだから、すごいですね。充実してるのだと思います。(乗り心地は)めちゃくちゃ乗りやすいし、ほんとお利口な馬で、もうちょっと直線長い方が、この馬に合うかもしれません」

馬券圏内も伸びきれずの3着

2023神奈川記念・ユティタムと川田将雅騎手 (C)Hiroki Homma

3着 ユティタム
川田将雅騎手
「ジャパンダートダービーで熱中症になってから、気持ちがまだ戻らないので、そこが1番の課題です」

5着 オマツリオトコ
横山武史騎手
「返し馬から雰囲気は良かったです。口向きに難しいところがあって、より一層強くなっていて、道中は左に倒れっぱなしでした。競馬としては能力を出しきれなかったです」

6着 バーデンヴァイラー
西村淳也騎手
「初めてのマイルでしたがちょっと忙しかったです。もう1ハロンあっても良いと思いますが、よく頑張ってくれました」

レース結果、詳細は下記のとおり。

12月14日、川崎競馬場で行われた11R・神奈川記念(3歳上オープン・ダ1600m)は、H.ドイル騎乗の5番人気、ヴィブラフォン(牝4・美浦・高木登)が快勝した。3/4馬身差の2着に3番人気のキャリックアリード(牝4・美浦・高橋文雅)、3着に1番人気のユティタム(牡3・栗東・須貝尚介)が入った。勝ちタイムは1:42.9(良)。

2番人気で小崎綾也騎乗、ニューモニュメント(牡7・栗東・小崎憲)は、7着敗退。

好位から抜け出す

2023神奈川記念・ヴィブラフォンとH.ドイル騎手 (C)Hiroki Homma

H.ドイル騎乗の5番人気、ヴィブラフォンが鮮やかに抜け出した。レースでは砂を被らない2番手で折り合い、3コーナー過ぎから先頭へ。そのまま後続を寄せつけない走りで、脚色衰えることなく押し切った。神奈川記念は川崎記念が来年4月に移動するなどを理由に今年限り開催された中央・地方の交流記念競走。

ヴィブラフォン 15戦5勝
(牝4・美浦・高木登)
父:ドレフォン
母:ヴィンテージローズ
母父:ゼンノロブロイ
馬主:吉田勝己
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ヴィブラフォン H.ドイル
2着 キャリックアリード 御神本訓史
3着 ユティタム 川田将雅
4着 フォーヴィスム 笹川翼
5着 オマツリオトコ 横山武史
6着 バーデンヴァイラー 西村淳也
7着 ニューモニュメント 小崎綾也
8着 マッドルーレット 森泰斗
9着 ビヨンドボーダーズ 桑村真明
10着 ポリゴンウェイヴ 落合玄太
11着 インペリシャブル 矢野貴之

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