「自分の子ども時代が懐かしく」孫と一緒に竹鉄砲作り 世代を超えて昔ながらの遊びで交流

祖父母らと一緒に竹鉄砲作りをする児童たち(京丹波町曽根・丹波ひかり小)

 京都府京丹波町曽根の丹波ひかり小学校で、児童や祖父母、地域住民らが昔ながらの遊びやレクリエーションに取り組む「ひかりふれあいデー」が開かれた。竹鉄砲作りや百人一首などに挑戦し、世代を超えた交流を楽しんだ。

 住民組織「みのり会」が企画し、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった。11月下旬にあり、児童や祖父母を含む保護者、地域住民など約300人が参加した。

 2年生児童は竹鉄砲作りに挑戦。児童は保護者と協力してのこぎりで竹を切り、より遠くに弾を飛ばそうと、試行錯誤を重ねていた。会場となった中庭では試し打ちで「ポンッ」と弾の飛ぶ高い音と、子どもたちの笑い声が響いていた。

 2年生の女子児童(8)は「難しかったけれど、良い音がなった」と笑顔を見せ、祖母(72)は「自分の子ども時代が懐かしくなった」と話した。

 他学年ではぶんぶんごま作りや、地域住民と一緒に育てた米でのおにぎり作り、百人一首大会もあった。

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