「政府行為で選手罰せず」 ロシア五輪容認でバッハ会長

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は14日までに英BBC放送の取材に応じ、ウクライナに侵攻するロシアと同盟国ベラルーシの両国選手について個人資格の中立選手として来夏のパリ五輪参加を認めたことに「個人の選手が政府の行為で罰せられてはならない」と理由を説明した。

 侵攻に関して「この世界で起こっている28の戦争や紛争の一つ。他の全ての(戦争関係国の)選手は互いに平和的に試合を行っている」と指摘。今回の決定に反発するウクライナが五輪をボイコットする懸念は消えないが、バッハ氏は「異なる政治的な意見を持つことは許される」と述べた。

© 一般社団法人共同通信社