「ふたご座流星群」がピーク 月明かりなく8年ぶり好条件

ふたご座流星群が出現のピークを迎え、北海道豊頃町で見られた流れ星=14日夜(15秒露光)

 冬の夜空を彩る「ふたご座流星群」が14日夜から15日明け方にかけて出現のピークを迎え、各地で天文ファンらが見入った。ふたご座流星群は毎年この時期に見られるが、国立天文台によると、今年は月明かりの影響が全くなく、多くの流星が観察できる8年ぶりの好条件となった。

 北海道日高町の「シノダイ岬」では、気温が氷点下となる中、椅子を並べて空を見上げる人の姿も。細かいものからはっきりと長い尾を引くものまで、ひっきりなしに流星が確認できた。

 流星群は、彗星が軌道上にまき散らしたちりが地球の大気に飛び込み、高温になって気化する際に光を放つ現象。

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